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Eddie Vedder 「Into The Wild」 [Today's Album]

「Into The Wild / Eddie Vedder」 (2007)
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Into the Wild

Into the Wild

  • アーティスト: Eddie Vedder
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/09/18
  • メディア: CD

① Setting Fouth
② No Ceiling
③ Far Behind
④ Rise
⑤ Long Nights
⑥ Tuolumne
⑦ Hard Sun
⑧ Society
⑨ The Wolf
⑩ End Of The Road
⑪ Guaranteed

ひっそりとリリースされた超大物。

この人に対してはBruce Springsteenに持っている感触に近い何かを感じている。勿論音楽のタイプは全然違うし、片やRock界のスーパースターに奉り挙げられ、片やいつも眉間にしわ寄せた陰気臭いグランジ、オルタナ・ムーヴメントの申し子、と世間の評価も両極端なのではと思うのだが、言葉では上手く言い表せないけど何か共通するカリスマ性がある。
「この人がいるのならこの世もまだまだ捨てたもんじゃない。」って思えるような何かが・・・。

「Dead Man Walking」で以前にも縁があったSean Pennが監督で、若手注目株のEmile Hirschを主演に起用した映画のサウンド・トラック。以前からバラ売りはあったんだけど、サントラとは言え初のソロ・フル・アルバムという事になるのではないだろうか。

結論から言いますと1分台の短い曲が多いかと思えば7分台の曲もあったりと、当たり前ながら映像を見ながら聴くとイマジネーションを刺激されるような曲が並び、彼、又はPearl Jamのコアなファン以外には薦められません。
しかし私はここにPearl Jamの未来を見出すことが出来たような気がする。オルタナ・バンドが次々失速、自滅していく中、単なるムーヴメント内の一バンドではなく本物のロック・バンドであることを既に証明しているスマート集団Pearl Jamに対してはこんな危惧も必要ないのかもしれないが・・・。

このアルバムでは殆ど全ての楽器をEddie一人で手がけており、⑦、⑧を除いて全て自作。
勿論、今までのPearl Jamのサウンドからも時折ルーツ・ミュージックへの愛情は感じられはしたのだが、更にそのルーツ嗜好を推し進めたサウンドになっている。

オープニングの①、バンジョーも聴かれる②、かなり重めの③等は"アコースティックなPearl Jam"といった感じで、今までのファンが聴いてもそれほど違和感は感じないであろう。
④マンドリンの弾き語り。
⑦シングルになったGordon Peterson(よく知りません)という人の曲。荘厳ささえ感じられるサビのコーラス、ラストの轟音ギターが聴き物なヘヴィーなフォーク・ロック。
⑪ギター一本の弾き語りだが非常に表現力のあるヴォーカルが聴ける。

映画を見るまではどれほどSean Pennの描きたかった世界を表しているかという点では評価が出来ないが、音楽面のみでも以前から思っていた通りこの人が深く太い根を持っていたことを再確認できたという点では個人的に価値のあったアルバム。



「Hard Sun」
「Guaranteed」
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