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2007 Best Album (Reissue & Compilation) [Best Album of The Year]

年明け早々調子が悪くなったり、引きこもりなりにもバタバタと所要が重なってしまって選出が遅くなってしまいました。申し訳ございません。

10枚選出しましたが順位はつけていません。


Rewind: The Unreleased Recordings

 







「Rewind / J.J. Cale」
未発表曲集。いつも通りのサウンドながら他人のカバーや普段より少し多めなメローな曲など聴き所が多く楽しめた。


Bobby Bare Sings Lullabys, Legends and Lies (And More) 


 




「Sings Lullabys… / Bobby Bare」
これは嬉しいヴォリューム満点2枚組みでのリイシュー。しかし2枚目の実態は・・・。


We All Got Together And.../Storyteller







「We All Got Together+The Storyteller / Tom T. Hall」
トラック野郎御用達、稀代のストーリーテラーTom Tが72年に発表した2枚のアルバムのカップリング。
2 in 1って何か得したような損したような・・・せめてジャケをライナーの裏表でフルサイズにするとか、ライナーを2冊つけるとかの工夫を。


Swamp Grass/Douglas James Kershaw







「Douglas James Kershaw+Swamp Grass / Doug Kershaw」
ルイジアナの怪人、フィドラーにして変態カントリー・スワンパーの72、73年作品。他のタイトルも出ているので買わなくては・・・。中古出回るまで待つか・・・。スワンピーな曲もあるんですがヴォーカル・スタイルははかなりカントリーよりなのでカントリーが苦手な人にはちょっと?
2 in 1って何か得したような損したような・・・せめてジャケをライナーの裏表でフルサイズにするとか、ライナーを2冊つけるとかの工夫を。


Rodney Crowell 

 

 


「Rodney Crowell / Rodney Crowell」 (1981)
時代の狭間に出てきてしまった不幸なカントリー系SSWの3rd。80Sっぽいサウンドが少々残念ながら、「Til' I Gain Control Again」 「Victem Or Fool」等の名曲を含み、Booker T、Albert Lee等が参加。この人はその繊細な見かけや歌声とは違って豪胆な正確だと見た。だってあんた、Johnny Cashに娘さんをくださいって頭下げられます?しかも後に分かれちゃうんですから・・・。

  Best Of: Songs from the Street

「Songs From The Street-The Best Of / Murray McLauchlan」
個人的に思い入れがある、誠実で真っ向勝負のヴォーカルが魅力のガッツ溢れるカナディアンSSWの2枚組みベスト。初期3枚を即刻CD化するように!


Live at Massey Hall 1971 







「Live At Massey Hall / Neil Young」 (1971)
暗がりに青白く浮かび上がる姿はサダコか?はたまたゴリラ(この表現、使用許可OKですか?)か?ギター一本でこれだけ鬼気迫る演奏は唯一無二。この男のこの時代だからありえた歴史的記録。


Live From Austin Texas 

 





「Live From Austin Tx / Doug Sahm」

一家に一枚、動くSir Doug!もっといい映像隠しているんじゃないのか?全部出しなさい!

 Endless Highway: The Music of The Band 







「Endless Highway-The Music of The Band / Various Artists」
いわゆるThe Bandのトリビュート物。B級アーティストが並ぶがここに参加していなければ自らは聴く事が無かったであろうアーティストが悪くない演奏を聴かせてくれた拾い物的楽しみがあった。


Jack of Diamonds







「Jack OF Diamonds / John Phillips」
1stソロの「The Wolf King Of L.A.」に続き72年から73年に録音されていたがお蔵入りになっていた音源。1stのシンプルでフォーキーなサウンドを期待していたのにライナーに南部やL.A.のミュージシャンと共に並ぶLarry CarltonやJoe Sampleの名前を見て嫌な予感が・・・。それが的中してシティ感覚溢れるお洒落っぽいサウンドが冒頭から並び嫌になって聴いていなかったのが今回ベスト・アルバムを選出するに当たって聴きなおしてみたら・・・、あれ?悪くないじゃん。後半には1stのサウンドやママパパを彷彿とさせる曲もあるし、メロウな曲でヘナヘナ声に絡むサックスも心地よい。この時代でこのサウンドとは後に来る都会派SSWの時代を予見していたのだろうか?アルバムとして聴くとまとまりには欠けるけど未発表曲集なので上出来?



Worst Reissue Album of The Year

The Traveling Wilburys 







「Collection / The Traveling Wilburys」
買っといてなんですが、Vol.1はともかく、そんな音質が悪くもないVol.3も含めてリマスターっちゅうことで既発とダブりまくり音源、ボーナス未発僅か4曲にしょぼい映像のこの内容でこの値段の価値はあるのでしょうか?恐らくマニアはブックレットやグリ〇のおまけのような付属品に狂喜するのでしょうが・・・。



総評
07年はビックリして鼻から髄液が出そうになった06年のEric Quincy TateやJohnny Cashの「San Quentin完全版」等に勝るリイシューはありませんでしたが、ここ数年CD化が進んでいるカントリー系アーティストのオリジナル・アルバムを中心に狙い買いしていた感があります。

国内紙ジャケは収納面での利点以外ではそれほどこだわりがあるわけではないので数枚を除いては持っている音源をダブって購入することはありませんでした。持っていない音源に関しても紙ジャケを購入した方が放出した旧規格盤をハイエナのように漁る相変わらずの日々。

気がついてみると07年発のリイシュー・アルバムってあまり買っていなくて06年以前の買い残しを中古を買い求めていたので選出も楽でした。
宝くじでも当てない限り、豊富な資金源を擁する独身貴族の方々のペースには追いつけそうもないのでこの遅れ買いスパイラルは一生続きそうです。

07年発の中にも買っていれば間違いなくここにランクインしていると思える買い残し盤がありまして・・・・それでも今年は幸か不幸か触手が動くリイシュー音源は少なかった方だと思います。

ああ~今日はあちこち猛烈に痛い。


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tex machine

こんばんは~
本当に去年はリイシューに面白いものが少なかった年でしたね。
ダグ・サームは人気があるのか、コンスタントに映像を出してきますね。どれも同じなのに今回のは特に若い頃の汗かきまくりの熱演なので、見ていて感動しまくりでした。今年も出ますように!
ウィルベリーズは仰るとおりに、マニア向けのくだらない豪華なセット内容だけが目に付いたリイシューでした。1枚目のリマスタリングはかなり効果があったと思いますが、2枚目は大して変わっていないような気がしました。猛烈に好きなアルバムなだけに、もっとガツーンとした音にして一生聴けるように欲しかったんですけどね~。ボックスじゃなくて、アルバムごとに丁寧にリイシューして欲しかったと思います。とにかく、待たされた割には貧弱な内容にがっかりな3枚組みでした。
Swamp GrassはCD化されるのを知らずにアナログで買ったんですけど、妙にこじんまりとしたというか、変わった感じのレコードでした。

>>豊富な資金源を擁する独身貴族の方々のペースには追いつけそうもないのでこの遅れ買いスパイラルは一生続きそうです。
CDいっぱい要らないから、嫁さんが欲しい!!!!
by tex machine (2008-01-18 23:31) 

Mudslideslim

ああ~っ、すいません。独身貴族の中でも一番高貴な御方にコメントをいただいていたのに、おぢさん11時過ぎに寝ちゃってました。引きこもりには週末もへったくれもなくて、毎日朝起きて今日は何曜日か?と確認しています。
さて本題、Doug Kershawは確かにどスワンプを追求しているtexさんからしたらジャケやタイトルのエグさに比べて物足りないサウンドに感じるのではと思いますが、カントリー、ケイジャン側からスワンプに切り込んだ男としての主観が評価に反映されちゃっています。
確かにWilburysはアルバム毎に出してくれれば古い盤を売りに出すこともできるんですけど、今回のような形だといくら私でも売るに売れないです。ボーナス・トラックもテイク違いとかならもっとある筈ですよね。ほんと2枚目は原盤の音で充分ですよね。

>CDいっぱい要らないから、嫁さんが欲しい!!!!
こればっかりは助けてあげたくてもいかんともしがたい。私も晩婚で友人も少なかったのでtexさんの年頃には孤独で充実した(?)音楽生活を送りながらも、「このまま誰とも出会わないでワンコと一緒に孤独死するのでは?」という恐怖と戦っていたのですが、何とかなりましたから・・・。
by Mudslideslim (2008-01-19 11:00) 

substitute

早速訪問させていただきました。
Monument Valleyと朽ちたCoachのブログデザイン、多分Mudslideslimさんの音の趣味とピッタリなのでしょう。
これまで出会えなかった、イイ音に出会えそうな予感。

好きな音楽で、体や心から聞こえる声も良くなってきますように(自分に向かっても言ってます)。
by substitute (2008-01-19 22:16) 

Mudslideslim

substituteさん、早速ありがとうございます。
そうなんです。身も心も朽ち果てているんです。(笑)
substituteさんが今はまりかけている南部系の音にはずっぽりなんでまた遊びにいらしてください。これからもよろしくお願いします。
by Mudslideslim (2008-01-19 22:58) 

DEBDYLAN

ご無沙汰してます・・・

>「Live At Massey Hall / Neil Young」
Mudslideslimさんチョイスの中でこれしか聴いたことないです・・・^^;

>「Live From Austin Tx / Doug Sahm」
コレ観たいっす。

>「Collection / The Traveling Wilburys」
実はコレ、僕は気に入ってます(笑)
紙ジャケCDとかBOXとか大好きなんで・・・
参加ミュージシャンもみんな好きだし。

去年、僕はそんなに買ってないな。
僕も遅れ買いばかり。
個人的には去年はDYLANに随分お金使いました。
といってもあまり買ってませんが^^;
by DEBDYLAN (2008-01-20 15:11) 

Mudslideslim

DEBさん、ご無沙汰です。
Wilburysはですね、他にも欲しいCDが何枚もある中、「リマスターでボーナストラック付きの廉価盤や新譜にボーナスとしてDVDが着いたりするのが当たり前の昨今、それほどリマスタリングが必要とされてないような音源にこれっぽちのボーナスで安い輸入盤の新譜3枚は買えちゃうような値段はないんじゃないの?」って経済的にシビアになっちゃうんですよね。やっぱり箱とオマケに価値を見出せない私は純粋なファンじゃないのかもしれませんね。

Doug Sahmはコスト・パフォーマンス高いように思えました。安いですし。(笑)

今年もよろしくお願いしま~す。
by Mudslideslim (2008-01-20 23:15) 

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