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Jerry Douglas & Peter Rowan 「Yonder」 [Today's Album]

「Jerry Douglas & Peter Rowan / Yonder」 (1996)
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Yonder

Yonder

  • アーティスト: Peter Rowan & Jerry Douglas
  • 出版社/メーカー: Sugar Hill
  • 発売日: 1996/04/23
  • メディア: CD

 1. Wayside Tavern
 2. Cannonball Blues
 3. Lullaby of The Leaves
 4. Tuck Away My Lonsome Blues
 5. Texas Rangers
 6. Can't Get There From Here
 7. Triburations
 8. When You And I Were Young, Maggie
 9. Girl In The Blue Velvet Band
10. Chicka-Li-Lee-o
11. You Taught Me How To Lose
12. Where Angels Weep

ブルーグラス界にNO.1ドブロ・プレーヤーとして君臨するJerry Douglas。
Country Gentlemenに見出されてのデビュー以来、数多くのセッションをこなし、自らのリード・アルバム「Fluxology」も79年にリリース。その後はソロにグループに、そしてCountry, Bluegrass, Rockミュージシャンのあらゆるアルバムに参加してその卓越したドブロ・テクニックを披露してきた必殺の仕事人。皆さんも彼の参加しているアルバムを一枚ぐらいは知らないうちに所有しているのではないのでしょうか。

一方のPeter RowanはBill MonroeのBluegrass Boys出身という血統書付きでありながらグループ脱退後は、David Grismanとの前衛的なブルーグラス・ユニットEarth Opera、サイケ・カントリー・ロック・バンドのSea Train、Jerry Garcia, David Grisman, Vassar Clements等とのOld And In The Way、同じくDavidにClarence White, Bill Keith, Richard Green等を加えたMuleskinner、Chris、Lorin等自分の兄弟とのThe Rowans、Tex-Mex、SSW色が強いソロ・アルバムなどと捕らえどころのない多岐に渡る活動が異色なアーティスト。

Jerryのソロ・アルバム自体、一般のBluegrassのアルバムに比べると落ち着いた雰囲気を持っている物が多いのだが、本作はPeterとのコラボによってより歌物感が強まり、SSWファンやブルーグラスのチャカチャカした能天気さ(そうじゃないのもいっぱいあるんだけど・・・)が苦手な人にもにも充分アピールできる上質のアコースティック・アルバムに仕上がっている。

基本的にPeterのギター、マンドリンにJerryのドブロ、ワイゼンボーンという非常にシンプルな構成。2.,5.,8.,9.,10.がトラディショナルで、3.とミシシッピの"Blue Yodeler"-Jimmie Rodgersで知られる4.が他人の作品(といってもこれらもトラッドといえるような古い曲)、残りの1.,6.,11.,12.がPeter自身のペンによる物だ。

Peterが甲高い声で歌い上げてしまうブルーグラスは昔はちょっと苦手だったが、本作ではいい感じに力が抜けていて優しいヴォーカルが素晴らしい。機械的且つ人工的なエフェクトは全て排除してリバーブもノイマンのチューブ・マイクで捕らえられた部屋鳴りのみの非常に耳に心地よいサウンド。
4.や8.でのJerryによる透き通る川の流れのように流麗なイントロには心が洗われるようだ。
泥臭くも荘厳なドブロの魅力が味わえるアルバム。

もっとJerryの高度なテクニックを誇っていながら嫌味のないドブロ・ギターを堪能したい人には92年の「Slide Rule」あたりから入るとよろしいのでは・・・。

このアルバムを聴くと思い出すのが、私が発病してから疎遠になっている心底音楽を語り合えた数少ない友人と出かけた本作リリース後に実現したこの組み合わせでの来日公演。
今思うとこの2人が来たなんて奇跡に近いと思うのだが・・・。

その会場で故 高田渡さんに遭遇。渡さんは私を見つけると酔ってきて、じゃない依って来て、「凄いよぉ、(スライド・バーが)グイッと来てフレット上でピタッと止まっているよぉっ!」と子供のように興奮して人懐っこい笑顔で酒臭い息を吹きかけながら話していた・・・。

ご冥福をお祈りします。合掌

因みにライブの演奏も勿論素晴らしかったです。


2人の共演映像は酷い物しかありませんでしたので・・・。

「A Man Of Constant Sorrow / Peter Rowan」

「We Hide & Sick / Jerry Douglas」
どうしてもHead-Banging Mandolin-ManのSam Bushに目が行ってしまいます・・・。Stuart DuncanがフィドルでMark O'Connorが・・・ギター!?



「Patrick Meets the Brickbats / Jerry Douglas Band」 



「Little Meddley / Jerry Douglas」 Little Marthaが聴けます!




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コメント 2

sky_dog

はじめまして。We Hide & Sick検索で飛んできました。
We Hide & Sick は、アリソンのライブでも演ってましたが、大好きな曲の一つです。アリソンのライブより、こちらの方が良いです。特にStuart DuncanのフィドルとMark O'Connorのギターが特に最高です。この演奏で、再度2人の実力を見直してしまいました。Mark O'Connorは今やフィドルでは大御所に入る部類ですが、当時はギターとフィドルの2足のワラジで、両方とも1級の腕前。ギターアルバムとかも何枚か出していた様です。
http://www.youtube.com/watch?v=Jaxdj4wLHnA&feature=related
でも聞けます。
突然失礼しました。これからも良い音楽を色々紹介して下さい
by sky_dog (2009-02-22 18:28) 

Mudslideslim

sky_dogさん、こんなブログにせっかくコメントをいただいていたのに長い間返信せずに申し訳ありません!

映像も見させていただきました。Markがギターも弾くのは知っていましたが、意識して見たこと、聴いたことがなかったので、ここまでとは知りませんでした。
「We Hide & Sick」なんていうピンポイントの検索を行っているなんて、かなりのツワモノと見ました。Bluegrassは私より強そうですね。でも、HNから判断するとRockも・・・・?
また、色々教えてください!
by Mudslideslim (2009-12-31 10:37) 

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