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Steve Earle & Del McCoury [Today's Album]

Today's Album
「The Mountain / Steve Earle & Del McCoury」 (1999)
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The Mountain

The Mountain

  • アーティスト: Steve Earle, The Del McCoury Band
  • 出版社/メーカー: Grapevine
  • 発売日: 1999/02/23

メディア: CD




Virginia生まれのTexas育ち。16歳で学校をドロップアウト。各地を転々としTownes Van Zandtに出会う。その後Nashvilleで伝説的Singer Songwriter、Guy Clarkのバックバンドに合流してミュージックビジネスの世界に身を投じたこの男こそが、1988にリリースした「
Copperhead Road 」で当時骨太アメリカン・ロック命だった私をカントリーの世界へと導いた張本人である。
カントリーミュージックを愛していた彼だが、過激なまでにRockよりのサウンドに長髪、更にその反体制的な言動がNashvilleの保守的なカントリーシーンの反感を買い、カントリー界からは追放同然に。所属レコード会社も倒産、元妻からも訴えられるなど失意のどん底にあった彼はドラッグ、アルコール、暴力に溺れ、逮捕後、ドラッグのリハビリ施設での監禁生活を余儀なくされる。
しかし復活してからの彼は凄かった。次々と内容の濃いアルバムをリリースし続け、復帰後4作目となる今作では自らのルーツのひとつでもあるBluegrassに取り組むため重鎮Del McCouryとがっぷり四つにタッグ。通常Bluegrassはハイトーン・ヴォイスがリードボーカルを取ることが多い。(High-Lonesome/ハイロンサムと呼ばれる)が、彼の声は“Lo-Lonesome”と言っても良いほど重く、低く、孤独である。素晴らしいハーモニーを聴かせるIris Dementと共に④「I'm Still In Love With You」では孤独を切々と歌い上げ、私が最近注目している男優Mark LuffaloがLaura Linneyと姉弟役を演じたヒューマンドラマ映画「You Can Count On Me/
ユー・キャン・カウント・オン・ミー 」のエンディングでも使われた⑭「Pilgrim」はSam Bush、Jerry Douglousと言ったBluegrass界の凄腕ミュージシャンに加えて、Emmylou Harris、Gillian Welch、Peter Rowan、John Hartford、Jack Clement等、錚々たるメンバーからなるコーラス隊によって曲に荘厳さが加わり感動的でさえあり、アルバムのクライマックスに相応しい出来。
デビュー時よりカントリー・ミュージシャンと言うよりはSpringsteenやJohn Mellencampを引き合いに評価されていたEarleだが、彼らとの決定的な違いはやはりブルーカラーとしてのCountry・Bluegrassミュージックへの愛情の深さが反映されたサウンドであろう。
この後Earleはブッシュ大統領のアホな対テロ対策を真っ向から非難。他の国の文化を全く理解しようとしないアメリカ人の傲慢さを内部告発し、アメリカ人タリバン兵John Walkerの気持ちを代弁した曲を発表するなど、政治色を強めた作品をリリースし続け、アメリカ中で物議を醸し出す事に・・・・。16歳でドロップアウトした男がである・・・。
日本の洋楽ファンには理解しがたいかもしれないが、最近ではあのPearl Jamとツアーを共にしたりして、Pearl Jamファンにも受け入れられているという・・・・。
自ら30年以上も保守的なBluegrass界を牽引してきたのにも関わらず、このカントリー界の問題児の実験的な試みに力を貸したDel McCouryの懐の深さにも敬意を表したい。

Video!
Steve Earle & The Del McCoury Band at Farm Aid


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